【ステップ】は試行錯誤力のタスクでもあります

今回は、脳活バランサーCogEvoの中で「計画力」の認知機能を使うタスク「ステップ」を科学します。


「ステップ」は、スタート地点から、い – ろ – は – い – ろ – は… のように、指示された順番を繰り返してマスをクリックし、なるべく早くゴールを目指します。ただし、途中で間違うと自動的にはじめからやり直しになります。

次に進むマスの選択肢は複数表示されるので、どのような順序で進めばいいのかを画面を眺めて考えながら行うのが通常ですが、実はこの「ステップ」というタスクは、『まずは手を動かし、間違っても繰り返して、やり遂げる』という「試行錯誤力」のタスクでもあるのです。

「試行錯誤力」とは、「とにかく行動する」「間違いを恐れず試してみる」という「習性」をいいます。


「手を動かしながら考える」ことは、発想力を引き出す刺激になると言われており、二つの動作が認知機能のトレーニングで有効であることがわかっています。

また、難解な問題はじっくり考えても解けないもので、間違いを恐れずとにかくあれやこれやと行動することが、結果として答えにたどり着くことは、多くの人が経験していることです。

経年とともに、いろんな知識や経験が蓄積される一方で、試行錯誤をすることへの心理的ハードルは高まりがちです。とにかく手を動かして、錯誤を恐れずやってみることが思考力を鍛えることにもなります。

脳活バランサーCogEvoでは全タスクにおいて、間違っても肯定的な表現をしてくれるので、「前向き」「積極的」な姿勢につながることにもなります。

これからも脳活バランサーCogEvoは、使う人の視点に立ったツールとして、エビデンス(科学的根拠)の取得だけでなく、より使いやすい技術開発に取り組みながら進化していきます。

※「ステップ」の原型は花まる学習会の高濱正伸先生が考案されました。高濱先生が開発された、思考力を鍛えるゲームアプリの「Think!Think!」は2017年に世界中を対象とした「グーグルプレイアワード」のキッズ部門でファイナリストの5つに選ばれました。

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認知機能の見える化研究所

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