【ステップ】は取り組むときの様子で同時処理と継時処理の特性がわかります
「ステップ」は、スタート地点から、い – ろ – は – い – ろ – は… のように、指示された順番を繰り返してマスをクリックし、なるべく早くゴールを目指します。ただし、途中で間違うと自動的にはじめからやり直しになります。
取り組む際には、マス全体を眺めてどういう順序でやっていけばいいか考えてから開始する人と画面が変わったら、いきなり手順どおりに開始する人がいます。
受験勉強をした人は自分にはあった学習方法を模索した経験があると思いますが、同様に高得点をとるために、自分にあった記憶や思考する認知プロセスを認知的方略、または認知特性といいます。
認知特性は人それぞれにいろんな優位性がありますが、その中には同時処理、継時処理というのがあります。
同時処理は、情報の全体を捉えてから,部分同士を関連付けて理解する方法で、継時処理は、情報を一つずつ順序立てて理解する方法を言い、どちらかの傾向が優位なのかが重要です。
同時処理が優位の人は、最初に目的を教えると理解が早い、地図を見て位置関係の把握ができる、、曖昧な指示でも動ける、一見無関係なものでも規則性を見出して覚えるという傾向があり、逆に文字だけのマニュアルなどは、何をするものなのかのように目的がわかっていないと理解しずらい、Agendaが無かったり、事前に目的を知らせれない会議では戸惑う、大雑把に捉えるため細部のミスが多くなるため、細かな文書チェックなどは不向きです。
一方で、継時処理が優位の人は、やることを順番に説明されるとできる、文章で目的地まで示されていると、すぐに理解できる、、見本があると、同じようにできる、1つずつ行うので、細かいミスが少ない、説明書を読むのが得意な傾向があり、会議やプロジェクトでは目的やゴールなど全体だけを示されてもイメージが湧かないので、全体的な情報だけでは、困惑する、仕事で見本や手順がないと、何からすればいいのかわからず、固まってしまうことが多いようです。
自分はどちらの傾向が優位なのか(得意なのか)を考えてみて、自身にあった仕事の仕方を職場の上司や同僚に伝えるとミスが減り効率もあがるのではと思います。