【双子探し】は視覚認知機能のタスクでもあります
今回は、脳活バランサーCogEvoの中で「注意力」の認知機能を使うタスク「双子探し」を科学します。
「双子探し」は、画面の中で動いているよく似た魚の中から、全く同じ模様を持つペアを見つけるタスクです。ただし、見つけるまでの時間が計測されているので、素早く正解ペアを見つけないと高得点をとることはできません。
そのため、注意・集中するスキル(注意力)だけでなく、効率よく見分けるスキル(視覚認知力)が必要となります。
視覚認知力について詳しい説明はこちら
http://cogniscale.jp/wp/function/visual-perception/
脳活バランサーCogEvoでは基本的に、自分自身で視覚情報(文字や図)と音声情報で理解・認識し(入力)、できるだけ早く考え(情報処理・認知)、タッチパネルで手を使って回答する(出力)という作業を行います。
そのため、タスク分類(注意や記憶など)以外にも、数字・文字の認知、視覚探索、目と手の協調運動の速度、情報処理の速度などが大なり小なり関与しています。
その中で「双子探し」は、他のタスクと異なり、動いているターゲット(魚)をタッチしないといけないため、視覚認知機能の影響を受けやすいといえます。
生活上の困難の要因が、《眼球運動や視覚認知の不良》、さらに《目と手の協調運動の苦手》である場合もあり、得点が悪い場合には実施している様子もあわせて観察することで、その人に必要な支援や環境調整すべき課題がわかります。
目で見たものを手の動きにうまく反映できない人は、視覚認知機能のトレーニングを目的として「双子探し」を毎日実施することがおすすめです。
これからも脳活バランサーCogEvoは、使う人の視点に立ったツールとして、エビデンス(科学的根拠)の取得だけでなく、より使いやすい技術開発に取り組みながら進化していきます。
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認知機能の見える化研究所