【ストーリー】は「認知特性」(情報処理の特性)の傾向を見ることができます

脳活バランサーCogEvoの中で「記憶力」の認知機能を使うタスク「ストーリー」を科学します。

「ストーリー」は1分間表示された文章を読んで内容を覚え、その後で設問に答えるタスクです。得点は、正答率と文章を読む時間で決まります。

記憶は、外部の刺激がもつ情報を意味に変換して記憶として取り込む「記銘」と、記銘したものを保存しておく「保持」、保存されていた記憶をある期間後に外に表す「想起」の3つに分けられており、「ストーリー」は情報を「記銘」直後に再生する「即時記憶」「即時再生」のタスクであると言えます。

「認知機能と記憶」の詳しい解説は http://cogniscale.jp/wp/function/memory/


「ストーリー」は、長期記憶のひとつである「エピソード記憶」のように過去のできごとが5W1Hで文章が構成されており、記憶する過程では文章理解や文字記憶などの言語性知能や、教育や学習などから獲得していく結晶性知能、個人の長年にわたる経験が関わってきます。

そのため、視覚性ワーキングメモリーに関与するタスク「フラッシュライト」とは違った側面で認知機能(認知特性)を確認することができます。

認知特性とは、外界からの情報を頭の中で理解したり、整理したり、記憶したり、表現したりする上で、「見た情報」を処理するのが得意な人(視覚優位者)、「読んだ情報」を処理するのが得意な人(言語優位者)、「聞いた情報」を処理するのが得意な人(聴覚優位者)の大きく3つに分けられています。

「認知特性」の詳しい解説は http://cogniscale.jp/wp/characteristics/


脳活バランサーCogEvoでは「記憶」のタスクを使い分けることで、その人の得意な情報処理の特性である「認知特性」の傾向を見ることができます。

まずは自分の認知特性を理解し、自分に合った方法で情報を吸収・表現して、仕事や学習、日常生活の場面で活かしていきましょう。

これからも脳活バランサーCogEvoは、使う人の視点に立ったツールとして、エビデンス(科学的根拠)の取得だけでなく、より使いやすい技術開発に取り組みながら進化していきます。

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認知機能の見える化研究所

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